薬品の解析、顕微鏡

NMNの安全性や表記の信頼性について

近年、最新のアンチエイジングケア成分として世界で注目を浴びているNMN。価格帯や含有量、その評価においても様々なものが存在します。この記事ではNMNサプリメントを選ぶうえで注意すべきポイントを解説します。

 

【目次】

  • NMNを摂取すること自体の安全性について
  • NMNサプリメントを選ぶうえで注意すべきポイント6つ
    ┗偽物に注意する
    ┗純度が低いものに注意する
    ┗原料のNMNタイプに注意する(β型 β-NMN)
    ┗第三者機関による認証がないものに注意する
    ┗NMNの含有量に注意する
    ┗価格(コスパ)に注意する
  • まとめ

 

NMNを接種すること自体の安全性について

日本国内では2020年の厚生労働省により「非医薬品リスト」に追加され、それまで「食薬区分」に未掲載・未指定であったNMNが食品としての扱いとなったものの、その安全性の確認する検証が必要と言われており、現在も様々な研究グループによるNMNの安全性評価が進んでいます。

現段階では副作用の報告は見受けられません。しかし体調や体質によって合わない場合もあるため、持病がある方や薬との飲み合わせが気になる場合は医師に相談しましょう。

 

NMNサプリメントを選ぶうえで注意すべきポイント6つ

 

1.偽物に注意する

サプリメントは食品扱いなので、医薬品と同様の審査基準をクリアする必要がなく、説明文や商品名に「NMN」と表記があっても、実際はNMNの元となるナイアシンが入っているだけ、というサプリメントもあります。
本物のNMNを買うためには、原材料欄や成分含有欄などに「NMN」の表記があるかどうか必ず確認しましょう。
 

2.純度が低いものに注意する

NMNの純度が低いと余計な増量剤や添加物などにより、期待する変化が得られないだけでなく健康によくない場合もあります。 NMN純度99%など、高純度なものを選びましょう。
多くのメーカーはNMN原料の純度を開示しているので必ず確認しましょう。
また可能であれば、残りの1%についても有害なものが含まれている可能性がないかは確認することが望ましいです。

3.原料のNMNタイプに注意する(β型 β-NMN)

NMNには2種類の型があり、α型とβ型があります。 ヒトの体内に存在しているNMNはβ-NMNなのでβ型のNMN、β-NMNを配合しているサプリメントを選ぶ事は最も重要です
α-NMNはヒトの体内では作られないため、研究がまだあまりされておらず、ヒトの身体に与える影響について、安全性が確かめられている事例のほとんどはβ型のNMNを用いた臨床試験を行っているものとなっています。


4.第三者機関による認証に注意する

国などが定めている公的な認証のほかに、協会等の第三者機関による認証などを取得している商品が存在しますが、健康食品には明確な定義はなく特有の審査が存在する訳ではありません。
認証のない商品を買う場合は、原材料の産地や、製造法に信ぴょう性がある商品かどうか確認できるものを選ぶようにしましょう。
また何かしらの認証を取得しているものでも、どういった組織がどういった基準で発行しているものか確認しておくことが望ましいです。

5.NMNの含有量に注意する

NMNが高純度であっても、実際の製品に入っていなければ身体に良い変化も何もありません。 配合量の分析試験結果を公開している商品を選ぶと安心です。
またNMN自体は時間がたつとともに減耗する(量が減っていく)性質があるため、製造されてから流通、購入後の保管また使用する期間によっては意図した摂取量を維持することができない可能性があります。
良心的なメーカーは減耗を加味し含有量を定めているため、表記上で1割程度多めの含有量となっているか注意するようにしましょう。

 

6.価格(コスパ)に注意する

NMNサプリメントは高すぎると続けづらく、安すぎても品質に疑問が生じてしまいます。 NMN1mgあたりが何円になるか「商品単価(円)」÷「NMN総配合量(㎎)」で複数製品を比較検討すると良いでしょう。
 

まとめ

今回は、NMNサプリメントを選ぶ際のポイントについて解説しました。せっかくお金をかけて失敗しないよう、是非ご参考にしてください。他にも様々なNMNに関連する記事を作成しておりますので、そちらも合わせて参照していただけたら幸いです。

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