重なり合う老夫婦の手

サーチュイン遺伝子とNMNの関係とは?

 2020年に厚生労働省によって「非医薬品リスト」に追加されたことで、NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)は、さらに注目を浴びるようになりました。

そのなかで抗老化を支える「サーチュイン遺伝子」もまた広く知られるようになりましたが、具体的にNMNとどのような関係があるのでしょうか。
今回は、NMNに興味をもつ方にむけて、サーチュイン遺伝子とその働き、サーチュイン遺伝子とNMNの関係を順を追って簡潔に解説していきます。

 

【目次】

  • そもそもサーチュイン遺伝子とは
  • サーチュイン遺伝子の働きとは
  • サーチュイン遺伝子を活性化させるためには
  • NAD+を増やすためには
  • まとめ

 

そもそもサーチュイン遺伝子とは

サーチュイン遺伝子とは、アンチエイジングに重要な遺伝子で、その抗老化作用から「長寿遺伝子」とも呼ばれています。ヒトを含めた哺乳類にはSIRT1からSIRT7までの7種類のサーチュインがあるということが分かっています。

 

サーチュイン遺伝子の働きとは

7種類のサーチュイン遺伝子の中で、抗老化に重要とされているのがSIRT1とされています。SIRT1は、NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)を使うことで、脳にある視床下部の神経細胞を活性化し、心身の様々な機能を回復させる役割を果たしてくれています。

サーチュイン遺伝子を活性化させることは、いつまでも若々しい身体を享受することに直結しているといっても過言ではありません。サーチュイン遺伝子が「長寿遺伝子」と呼ばれる所以はここにあります。

 

 サーチュイン遺伝子を活性化させるためには

ではサーチュイン遺伝子を活性化するためには何が必要なのか。その鍵を握っているのが、NAD+です。NAD+はあらゆる生物の細胞に存在し、エネルギー生産に欠かせないものです。いわば代謝活動の源であり、サーチュイン遺伝子の活性化に必要とされています。しかしNAD+は年齢とともに減少していき、これが身体機能の維持を難しくしていき、「老化」を招いているのです。

 

NAD+を増やすためには

ではNAD+を増やそう!と言っても、有効性が認められているカロリー制限や適度な運動を継続して行うにはなかなか難しいものです。そこで近年NAD+の前駆体であるNMNに注目が集まってます。

サーチュイン遺伝子の活性化に必要なNAD+ですが、NAD+そのものを摂っても細胞には吸収されません。NMNを経口摂取することによって、体内でNAD+へと変換され機能するため、NAD+を増やすにはその前駆体であるNMNを摂ることが有効であると言えます。

NMNがアンチエイジングに効果があると考えられているのは、上記の理由からです。身体機能維持に重要なサーチュイン遺伝子の活性化を支えるNAD+を増やすには、その前駆体であるNMNの摂取がとても重要なのです。

 

まとめ

今回は、サーチュイン遺伝子、NAD、NMNの相関関係を解説しました。サーチュイン遺伝子を活性化させるには、NMNを補うことがいかに必要なのか、ということをご理解いただけたと思います。他にも様々なNMNに関連する記事を作成しておりますので、そちらも合わせて、参照していただけたら幸いです。

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